2016年10月09日

信濃路ノスタルジア、中央線こころのふるさと

1966 (昭和41 )1212日 に新宿駅 - 松本駅間で運行を開始したあずさ号は、20161212日に運行開始50周年を迎える。

東京と信濃路を結んできた特急あずさ、中央東線の幾重にも重なる山々、高パーミル、急勾配区間を走り抜けてきた、あの逞しさは鉄道ファンのみならず中央線に旅情を誘われるすべての人の心をつかんで離さない。

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「変わりゆく新宿駅・国鉄系とミライナタワー」

グレードアップあずさ塗装189系 上り あずさ71 (9071M) 2016/10/08 新宿駅


高尾を過ぎて小仏のトンネルを抜けると列車は桂川の河岸段丘をゆく。晴れた日には雄大な富士を横目に見ながら列車は少しずつ山登りを始める。

幾重ものトンネルを抜けると進行方向後ろ向きを眺めて座っている私には、段丘面に張り出した山々が一枚一枚の重なりとなって、遠く一葉の絵画のようにみえる。


甲府を出て、間もなくすると、新府、穴山、日野春、長沢、小淵沢とゆくと遠く八ヶ岳の美しい稜線が車窓に映る。

長坂-小淵沢間の大カーブでのあずさと八ヶ岳の壮観は有名であるが、あの曲線を曲がるとき、あの歌の見ているような信濃路を思い起こさせる。

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「疾走する189系あずさ」

グレードアップあずさ塗装189系 上り あずさ71 (9071M) 2016/10/08 中野駅


あずさ・かいじとして長年走り続けた国鉄系189系も、E257系の登場によりいつしか定期運用から外されてしまって今では数少ない臨時運用に当てられるのみになってしまった。

鉄道の技術革新も進み、利用者の時代も変わり、時代に合わせた新型車の投入により運輸効率・快適性が向上してゆくのはこれはまた素敵なことではあるが、やはり懐かしいベージュ色の列車が毎年一台一台廃車になってゆくさみしさは隠しきれない。

だから私は、その名残惜しさを紛らすように、ラストランも近くなった189系とともに思い出をたどるのである。

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「懐かしいベージュ色」

国鉄系189系 下り かいじ186 (9056M) 2016/10/01 新宿駅


2016-10-09 Y.Toriyama


posted by Y.Toriyama at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 電車